旅もようやく後半戦。クイーンズタウンからミドルマーチを抜けてダニーデンにやって来て、満足のいくニュージーランドを満喫したあとは帰国の途に。ということで、今日は帰国に向けてシドニーまでの移動日です。
予定は早朝チェックアウト⇒ダニーデン空港⇒ニュージーランド航空でクライストチャーチへ移動⇒3時間の乗り継ぎを待ち⇒カンタス航空でシドニーへ⇒シドニー宿泊
という予定でした・・・・・
が、しかし!
ガ、が、がビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
順調にきた旅にトラブル発生です!
緊急事態!!!
そ・れ・は
朝ホテルをチェックアウトした時点で不穏な空気があったのですが、目茶目茶霧が濃い。
タクシーで空港まで走る中、視界は10メートルぐらいか?!
うーーーん、経験上これは思った「飛ばないな」と。
で、空港に着いてみると、ま普通にお客さんは居るしカウンターにもスタッフがいますよね。
で、チェックインしようとニュージーランド航空のカウンターに行くと
「No !」
何時飛ぶかも分からないし、そもそも今日飛ぶかどうかも全くわからないという返事。
少ない英語で質問質問質問。
でも、「分からない」の返答のみ。
で、日本語を話せるスタッフをと頼んだところ「そんなものは居ない!」と超冷遇。
これでニュージーランド航空が一気に嫌いになりました。
海外では、自分の仕事は自分の仕事。人の仕事は関係ない。
なーーーんてわかってるけど、あまりにも冷徹だったな。
まるで、サービス精神なんてものとは程遠い。
実はこのNZ航空でクライストチャーチに行く飛行機に乗らないと、シドニーまでのカンタスの国際線に物理的に乗れないのです。ということは、翌朝早くにシドニーから出発する日本行きのJALにも物理的に乗れないということを意味します。
これは非常ーーーに困りました。
で、まずオシリから調整でJALに電話をしたところ一日後ろに変更することはOKです。但し、エコノミー席しか用意できないということです。元々は、ビジネスクラスを取ってあるのでこれもまた困ったものですが、帰国できないと仕事に影響がでるし、で一応元の予約はそのままで、翌日便をキープしておいてもらいました。こういう点、JGCだと融通が利くのでやっぱJALは好きですね。
で、次にクイーンズタウン⇒シドニーのカンタス航空なのですが、これまた厄介。
というのは、1名はカンタスで直接予約、もう1名はJALの無料航空券で予約。
JAL経由はJALさんが無償で軽く変更OKとの返事。
でも、直接予約分は扱えない、ということで直接カンタスに電話。
これまた、電話での英語って結構普通の会話より難しいんですよねー
でも、カンタスさんは訛りも少ない英語で、しかも日本語話せるひとはいないですか?
と尋ねると「居ないけど、探してみるのでちょっと待ってみて」といわれて5分くらい待つと、日本人が出てくれました。この時点で、カンタスさんに大きく軍配。
で、事情を話したところ翌日への便の変更約130ドルの追加でOKということだったのでお願いしました。決済がカードということで、口頭での決済センターへ回され四苦八苦して決済完了。
ふー、これで一応一日ずれた場合の帰国は確保されました。
さて、でもなんとか予定どうり帰国したいよねー
てことで、ジャジャジャーン!スマホの登場です!!!
僅か片手サイズの小さな機器が、この田舎で活躍するのです。
それは・・・すべてのフライトを調べてシドニーへ当日中に辿り着く方法が無いかを調べました。
時は予定より3時間経過で、当初のカンタス便にはもう間に合わない時間になっています。
で、遅い回線で調べること1時間。
見つけました!
LCCの「Viegin Austraria」です!
数時間後にダニーデンを出発する便で、メルボルン経由で乗り換え深夜にシドニーに着くパタンを発見したのです。ラッキー!
あたりの景色は少し霧が晴れてきて、そろそろ飛びそうな予感です。
で、即効でWEBでチェック、何と残席3。
うーん、時間との勝負。
普段のデスクワークで活かした指先を使い(笑)、WEBで決済完了!
金額はLCCなのに二人で13万円(涙)
先ほどの、カンタスの130ドルの追加と併せて結構な出費になりました。
そして、無事にバージンオーストラリアに搭乗できました。
霧のダニーデンから抜けるとこんなに美しい視界が開けました!
トラブルを抜けて・・・
自分の旅行スタイルはいつもツアーではなく、自分でパーツを組み合わせていく旅。それは、すべての行程が自己責任であることを意味します。これがまた旅の醍醐味で、このようなトラブルもいい思い出になるものです。トラブルを経験すると人は一つ賢くなります、また幅も大きくなります。
今回の旅で実感したことは、やっぱりJALは日本人にとっては安心感が非常に高いということ、これは自分がJGC会員であるからではなく、日本人のおもてなしの精神からくるものであると感じます。そして、カンタス航空においても困ったお客様のお手伝いをしようという精神が会社のどこかに感じられたこと。そして、ニュージーランド航空は欧米方式の縦割り&サービス精神のなさ(もしかしたら、こちらが日本人だからかもしれません、白豪主義)。そして、何においてもお金を使えば選択肢は増えるということ。そして、知識は最大の武器である(今回のケースでは武器=語学力)ということ。自分は、片言トラベルレベル英語なので、このような難しい意思の疎通や、例えばビジネスレベルなどではまったく通用しません。前にヨーロッパに行った時なんてもっとこまりましたので(それはまた、ヨーロッパ編ブログを書きます)ま、それも楽しいけどね。自分はお客様相手のビジネスをしている会社の社長。今回の件で、人の気持ちがさらによくわかりました。困っている時にこそ手を差し伸べてあげることが大切ですね。